2017年08月18日

琥珀の夢(403)サントリーオールド

昭和25年4月1日、寿屋の最高級ウイスキー「オールド」が発表された。
そのボトルの形状、色の妙味から「ダルマ」と呼ばれ話題になったオールドである。

一番の注目は価格だった。社内にもあった反対を押し切って、信治郎はそれまでの日本のウイスキーで最も高い価格で売れと命じた。

(余談:今はこんなプレミアム品「ひょうたんボトル」も。)



全国の問屋・特約店も驚いたが、商品を陳列してみるとオールドは売れ続けた。信治郎に自信があった。

「トリス」「白札」「角瓶」というこれまで築いたラインアップに親しんできてくれた顧客が、ひとつ上のウイスキーを受け入れてくれるはずだという確信があった。


信治郎が夢に描いていた、日本人が本物のウイスキーを飲む時代が来ようとしていた。


posted by 琥珀色 at 07:23| 琥珀の夢 舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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