2016年07月07日

琥珀の夢(3)寿屋洋酒店

少年は寿屋洋酒店の前で荷積みをしている2人の店員に声をかけた。「ごめんやす、五代自転車商会だす。」

店員は忙しそうに「そこの脇に置いていき」と少年に指図すると、大八車を引いて行ってしまった。


少年は、高価な自転車をこんなところに置きっぱなしでいいのだろうかと心配になった。盗まれるかもしれないし、第一納品書も渡していない。

「すんまへん、すんまへん、どなたかいてはりまへんか」少年は店の奥に向かって大声を出したが、返答がない。


幸吉少年、まだ年端も行かないようですが、責任感の強さがわかりますね。



posted by 琥珀色 at 10:38| 琥珀の夢 小説 物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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